TRAD のダウンロードとインストール
TRAD はデータの入口つまり Data Portal としてきわめて強力です.データをTRADにドロップしたり読み込んだりするだけで,そのデータの全体像がすぐつかめるからです. データサイエンスの健全な発展を願い,TRADを広く無償で公開しております.自由に御利用ください.
TRAD は R がインストールされているどうかにかかわらず機能しますが, R との連携機能を利用したい場合は Version 3.4 以降の R をインストールしてください.毎年4月末に R の メジャーアップデートが行われますので,それに合わせて新しいRへの対応も行っています.2024年5月時点で R 3.4.x~4.4.x に対応しています.
Q&A
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すべてのご質問・ご要望にすぐお応えできる体制にはありませんが,ご意見・コメントなども,この表題をクリックしてお寄せください.積極的に対応させていただきます. なお,TRADのカスタマイズやトレーニングのご要望もご遠慮なくお寄席ください
また,TRADの詳細については柴田里程著『データサイエンスの作法』も参考になることでしょう.
TRAD(TRAD20241213)
Windows版 インストーラー exeファイル(EVコード署名済)
- 上記の「インストーラー」をクリックしてダウンロード.
- ダウンロードした exe ファイルをダブルクリックしてインストール.インストール先はディフォルトでホームディレクトリの TRAD.public ですが,任意のディレクトリに変更できます.相対パスあるいは絶対パスで設定してください.区切り記号はWindows標準の¥です.初回はフォントや Java の実行環境 JRE をインストールするので,すこし時間がかかります.なお,Program Files など管理者権限の必要な場所にインストールする場合は,インストーラを右クリックして「管理者として実行」を選びインストールしてください.
- デスクトップに作られたショートカット をダブルクリックして起動.
更新: TRAD の左上隅のアイコンを右クリックすると,更新版があればデスクトップにインストーラー exe ファイルがダウンロードされます. TRAD を終了した上で,インストールの時と同じように exe ファイルをダブルクリックして更新してください.更新する必要のない JRE やフォントのダウンロードはスキップしますので更新は高速です.
MacOS版 PKGファイル(Intel x64 用, アップル公証済み)
MacOS版 PKGファイル(AArch64(M1-M3,Silicon)用, アップル公証済み)
- いずれかの「 PKG ファイル」をクリックしてダウンロード.
- ダウンロードしたPKG ァイルをダブルクリックしてインストール.
- Finderのアプリのアイコン をダブルクリックして起動.
いずれも Apple による公証(notarization) を受けていますので安心してインストールできるソフトウエアです.
更新:TRAD の左上隅の TRADアイコンを右クリックすると,更新版があればデスクトップにPKGファイルがダウンロードされます. 一度 TRAD から抜け,PKG ファイルをダブルクリックして更新版をインストールしてください.
Visual Excel®
書類を作成するには便利なエクセル.でも大量の数字や文字の羅列となったら,全体像を把握するのはそう簡単ではありませんね.ウンザリが先に立つでしょう.TRAD はそれを平面上に視覚表現することで楽しい作業に変えます.特別な加工はしていませんから,見かけが変わるだけで,もとの数字や文字を眺めるのと本質的に変わりません.これをプレゼンテーションに用いれば,面倒な説明はいりません.データについてのどんな質問にもすぐ答えられます.日常的なデータを介してのコミュニケーションもスムーズになります.この視覚表現だけからでも多くの事がわかってしまいますが,必要に応じて R での高度な解析との間を自由に行ったり来たりすることで効果的な解析が行えます.TRAD はデータの扱いを楽しくします.
TRAD はテーブルデータをそのままの形でグラフィカルに表現する TextilePlot,データサイエンス実践の基本的な道具 R, インターデータベースのサポートも含めた「データとその属性の一体化」ツールである DandD(Data and Description)を統合したソフトウエアです. 様々な用途に幅広く柔軟に対応します.また,エクセルのように文字表現でチェックすることもできるようにしました.絞り込み検索だけでなく,文字なら文字としてのソーティング,数字なら数字のソーティングが簡単にできます.エクセルでは,CSV ファイルを読み込むと,突然,あるセルの数値が指数表現に変わったり,所番地が年月日に変わったりして往生することがありますが,TRAD では各列の型を厳重に管理しますのでそのような心配はありません.
ここ数年の機能拡充や処理速度の向上によって TRAD も実用の域(state of art)に達しました.直感的なグラフィカルインタフェースで,データをさまざまな方角から眺め回すことができますので,まずは遊んでみることをお勧めします.TRAD の上部パネル中央にある複合入力パネルをプルダウンすれば,様々なデータ例がみつかりますので,それらを順に試してみるのもよいかもしれません. また,単純なCSV ファイルだけでなく,複数のテーブルからなる CSV ファイル,転置の必要なテーブルを含む CSV ファイル,複数シートのエクセルファイルなどを,ドロップするだけで簡単に眺められます.十数万行に渡るテーブルや,数千カラムからなるテーブルもストレスなく扱えるようになりました. 大雑把に言って読込速度はExcel や R と同等です.
R を使いやすくするTRAD
R はデータサイエンス実践にあたっての強力な助っ人ですが,慣れないと決して使いやすいとはいえないでしょう. TRAD は R を補完し,R でやる必要のないことはあえてRを使わないですむように設計されています.また,R 自身の使い心地も大幅に改善しています,一度お使いになれば, RStudio などとの違いはすぐお分かりになることと思います.まずは,トップパネルの真ん中の入力フィールドから選べる Example インスタンスを試してみてください.さらにお手持ちの CSV ファイルをドラッグしてみてください. その上で R アイコンをクリックしてみてください.
ディープデータアナリシス
一口にデータ解析といっても,人により,状況により,そのイメージはずいぶん異なります.あらかじめ目的が定まっていて一直線にデータを処理するだけなら比較的話は簡単です.しかし「手持ちのデータからなにか役立つことが見つからないか」が目的だとしたらどうでしょう. 目的地を探しながらの旅を始めなければなりません.ある程度の目的が定まっていても,満足な結果を得るためには多くの試行錯誤が欠かせません.ここでは,このような冒険の旅をディープデータアナリシス (deep data analysis) と呼ぶことにします.
ディープデータアナリシスを行うにあたって,データの準備作業に多くの時間を費やしていたら,時間が足りなくなることは目に見えています. あちこち掘り返すだけでも,かなりの時間が必要になります. さらに,あらかじめデータの全体像をつかみ,ねらいを的確に定めなければ,いくら深堀りしても本当に役立つ結果は得られないことは我々の長年の経験からも明らかです.
何事も楽しくなければ長続きしませんね.よく,データ解析に費やす時間の7割以上がデータの準備作業に費やされるといわれます.ここで挫折することが多いのもうなづけます.目標がはっきりしないまま,単調な準備作業を続けなければならないとしたら,それは苦役でしかありません.
隘路
データサイエンスが日本でもブームだった頃, R さえ使えればディープなデータ解析ができると思い込み,われさきに R に飛びつきました.しかし,30年以上前に R の前身である S をベル研究所と共同開発し,その普及を図るため様々な書籍も出版し,教育も活発に行ってきた我々としては,これは目を白黒させるばかりの現象でした.たしかに S はディープデータアナリシスを行うための一つの理想的な環境として作られたものです.しかし,使いこなすのにはハードルが高いことも事実です.単に R の基本的な使い方を覚えるだけではどうにもならないことはよくわかっていたからです.
いまなお R を本当に活用している人はどれだけいらっしゃるのでしょうか? R は一応勉強したけれど,どう活用したらよいのかわからなくて,そのままになっている方も多いのではないでしょうか.その理由は,大きく分けて次の3つになるになると思います.
- R で使える形にデータを整えるのが厄介で,なぜ R を使わなければならないか疑問
- データの全体像をつかむのが困難なため,どう解析したらよいか迷ってしまう
- R のヒューマンインタフェースが時代遅れで,面倒.
我々はこれらの問題をデータサイエンスを提唱した 1990 年代 からすでに認識し,その解決策を探ってきました. TRAD はその集大成ともいうべきものであり,かなりの手間と時間をかけて出来上がったソフトウエアです.まだ完成したわけではありませんが,実使用を重ねることで十分実用の域に達しております.ディープデータアナリシスの健全な発展を願って無償で利用していただくことにしていますので,データの扱いに困っている方,データの全体像がつかめなくて困っている方.R が使いにくいとおもっている方,ぜひお試しください.また,教育にも広く役立つこととおもいます.今後の進化もご期待ください.日々,更新しております
最近の主な更新履歴
- TRAD20240929 help ファイルをローカルに持つように戻しました. Edge がセキュリティー上の理由からリモートファイルへのアクセスからローカルファイルへのアクセスへの切り替えを許さなかったため,help ファイルをリモートサーバに置かざるを得なかったのですが,Edge を最初からローカルファイルアクセスで立ち上げる方法 msedge が利用できるようになったたので,元の方式に戻しました.
- TRAD20240928 Rでのバイナリーファイルへの保存,読込機能を強化しました.また,DandDライブラリーの場所のディフォルトをホームディレクトリからホームディレクトリの下の Documents に変更しましたのでご注意ください.
- TRAD20240905 インストーラをexeファイルに変更し,ワンクリックでインストールできるようにするとともに,署名をより強力な EV コードサインにアップしました.
- TRAD20240306 大きな機能増強は視覚表示画面の縦横スクロールができるようになった点と,経軸ラベルを色枠で囲めるようになった点です.そのほか,様々なユーザインタフェース改良が行われています.R へのデータテーブルの自動取り込みも廃止しましたので,ご注意ください.
- TRAD20230715 Windows の拡大縮小機能を無視できるようにしました.ディスプレイの解像度を生かしたきれいな表示ができます.この機能を有効にするには設定ファイルを一度リセットしてください.また R 4.3.x にも対応したほか,Rウインドウやヘルプの改良もおこなっています.
- TRAD20230209: TRAD アイコンを右クリックすることで,アップデート必要かどうか判断してくれるようになりました.また「設定」での 「ヘルプファイルの存在場所」に現在のWeb上の場所が書き込まれてしまうため,TRADをアップデートしても古いヘルプを参照してしまうバグがあり訂正しました.ローカルにヘルプファイルを持たない場合はここを空白にするか,リセットしてください.
- TRAD20230207: MacOS での R のグラフィックスサポートライブラリーのパッチを用意し,このパッケージをインストールするように設定しましたので,ようやく MacOS 版もそれなりに使えるようになりました.
- TRAD20230131: R 関係の機能を整理し使いやすくしました.特に作業オブジェクトの自動バックアップ機能は,これまでセーブし忘れて R を閉じてしまったため涙を流した経験のある方には福音でしょう.またエディタをいくつも開いておける機能も効率的な R プログラミングには欠かせない機能だと思います.
- TRAD20221126: データテーブルを文字表現でチェックできるようになりました.HTMLブラウザがローカルファイルへのアクセスを制限するようになってきましたので,ヘルプファイルは https://datascience.jp から直接取得するように変更しました.また,R 4.2.y への対応もおこないましたが,Mac 版に関しては R が異常終了したりする問題があるため,今のところ 4.2.x へのアップデートはお勧めしません.
- TRAD20220309: DandDインスタンスやデータテーブルの説明文HTML文書のハイパーリンクが有効になり,編集にも多様なエディタが使えるようになりました.
- TRAD20220228: TADウィンドウをリサイズしたときアイコンの配列が乱れないように改良し,https がサポートされていなかった問題も解決しました.
- TRAD 20220220: 新規に DandLibrary ディレクトリが作成されない件,MacOSでヘルプがうまく立ち上がらない件,Rがうまく起動しない件などいくつかの問題が解決されています.
- TRAD20220208: さまざまな箇所にアイコンを導入して直感的な操作ができるようにしたほか,DandD インスタンスのさまざまな属性編集に外部エディタも使えるようにしました.
TRAD(安定版)
TRAD の最新の機能より安定性を重視する方は,安定版をお使いください.安定版は少し古いですが,これまで問題がないことを検証済の版です.
Windows版インストールEXEファイル(コード署名済, R version 3.x.y に対応,ただし R version 3.5.x は 64 bit 版のみ対応, TRAD20240929)
MacOS (Intel x64)版PKGファイル(Apple 公証済, R 3.5.x, TRAD20240929)
MacOS (AArch64)版PKGファイル(Apple 公証済, R 3.5.x, TRAD2040929)ドキュメント
この eBook (ePub3)ファイルを読むたにはさまざまな無料アプリが提供されていますので,お使いの環境にあわせ,お好みのアプリをお使いください.
Windows Edge Browser: Adobe Digital Edition
Google Chrome: readium, Magic Scroll
Mac, iPhone: AppleBooks( iBooks )
Google Pixel: Moon+ Reader
DandDインスタンスライブラリ
解凍後,ディレクトリ PatientSurvey をライブラリーディレクトリ DandDlibrary の下に移動してください. TRAD の DandDライブラリータブから簡単に利用できるようになります.
厚労省患者調査データDandDインスタンスライブラリZIPファイル
たとえば解凍した PatientSurvey を,Windowsなら [ドライブ]>[ユーザー]>[ユーザー名]> Documents\DandDlibrary の直下に.Mac なら,/Users/[ユーザ名]/DandDlibraryの 直下に置いてください.
TRADを立ち上げている状態でライブラリを追加した場合は,TRADを一度閉じてください.もう一度立ち上げれば利用できるようになります.
TRAD の機能
TRADの詳細は,TRADヘルプPDFファイルを参照していただくとして,ここではその機能のいくつかを箇条書きしておきます.
データの読み込み
- CSV ファイル,TSV ファイル,EXCEL ファイル,テキストファイル
- 多段カラムラベル
- さまざまな表現の欠損値
- 空白セルの取り扱い(NA, 置き換え,パッディング)
- 数値と非数値が混在したセル
- 複数テーブル,複数シート (併合,分離)
- 転置
- RDB への直接アクセス
- SQL
- 複数のRDBMSへの同時アクセスとカラム単位の併合
- ID カラムの自動判別
- 欠損がない,値が一意な非数値カラム
- 連続する正整数
- 属性の付与
- 短名, 長名
- データタイプ
- 水準
- 単位
- 説明
データのブラウジング
- TextilePlot
- データの全体像のニュートラルな視覚表現
- DataType の視覚表現
- 重複記録の表示
- 欠損数
- 記録のハイライトと同定
- 軸位置の自由な変更
- 軸のクラスタリング
- 各軸のスケールの一時的な変更(ズーム)
- クリップボードへのコピー
- フィルタリング
- 記録に関するフィルタリング
- 変量に関するフィルタリング
- ヴィジュアルフィルタリング
- 変容
- 正規化
- DandDエディタ
- データ型の自由な変更
- 計測値, 計数値, 個数, 序数,日時,時間,記録度数
- マーク, 順マーク,論理
- 水準の自由な変更
- 多国語対応
- DandD ライブラリ
- R と共通な作業ディレクトリ
R インタフェース
- 整理された美しく,使いやすいインタフェース
- Rコマンド入力と出力の分離
- 出力の色分け
- 自由なカット・ペースト
- オブジェクトパネルによるオブジェクトの視覚的な管理
- TRAD本体(TAD) からのデータの自動取り込み
- R からの Textiplot の描画とTADへの取り込み
- 日本語の完璧なサポート
- 等ピッチフォント
- 自然な日本語入力
- ヒストリーパネル
- 過去のR入力コマンドのブラウジング
- 日時のチェック
- オブジェクトパネル
- 作業領域のオブジェクト表示
- オブジェクト名の変更
- オブジェクトの削除
- オブジェクトの編集
- 独自 R エディタ
- 空も含む編集対象オブジェクトのフレキシブルな選択
- 付値するオブジェクト名の自由な指定
- 式オブジェクトのサポート(Rスクリプトの保存)
- 正規表現もサポートする強力な検索機能
- カッコの自動インデント
- 独自エラー処理機能
- 総合パッケージサポート
- インストールされたパッケージの一覧とワンクリックでの attach
- パッケージのアップデートと新規インストール
- R first モード
- R を優先した立ち上げ,TADはアイコン化され必要に応じて現れます
TRADの外観
TAD画面
R画面
R エディタ
備忘録
OpenJDK
2020年版まではJava実行環境(JRE) をあらかじめインストールしておく必要がありましたが,2021年版からは必要最小限のJREを同梱していますので,JREのインストールは不要になりました.そのためダウンロードファイルは 約 50M 程増加し100M程度になっていますが,最近のネットワーク環境ではほとんど問題にはならないと思います.この変更は,直接的にはOracle が JRE を提供しないことになったからですが,JREの不適合によるトラブルとダウンロードサイズ増加とのトレードオフも考慮した時代の流れによるものでもあります.なお,Windows 版については,アップデートするときには,すでに存在し利用できるJREは再利用するようになっていますので,アップデートは軽量です.現在の開発環境は OpenJDK 17 です.
ダウンロード
以下の問題は,ダウンロード用 PHP プログラムで http を使ってダウンロードするように設定していたからのようです.https を使うように変更しましたので,もうこのような問題は起きないと思います.Windows のEdge ブラウザの場合,設定によっては「...は安全にダウンロード出来ません」というメッセージが出てダウンロードできないことがあり驚かされます.しかしこれは誤訳です.このメッセージを右クリックするか ... をクリックし,順に「保存」,さらに「保持する」を選んでください.問題なくダウンロードできるはずです.英語版の Edge では, "... was blocked because this type of file can (might) harm your device"というメッセージで,そのすぐ横に Keep ボタンと Delete ボタンが並びます.つまり,警告した上で,保存するかしないかはユーザの自由ですよというものでしかなかったのに,日本語版では脅かしに近い表現と禁止に近い操作になってしまっています.なんでこんなことになるのでしょうか.悲しいですね.
Chrome でもおなじようなことが起きることがわかりました. 左クリックしてもダウンロードが始まらないときは,右クリックでメニューを表示して「名前をつけてリンク先を保存」を選んでください.さらに左下のダウンロードパネルで Edge と同じように「...は安全にダウンロード出来ません」と表示されたら,右端の^をクリックして「継続」を選べば問題なくダウンロードできます.
世の中の流れとしては,Microsoft Store や Apple Store からダウンロードするスタイルが主流になりつつありますが,TRADは随時更新して最新の研究成果をなるべく速やかに反映するためにも,しばらくは現在のスタイルを続けていきます.署名や公証など,セキュリティー上の問題は起きないよう,十分配慮の上公開しておりますので,どうか安心してご利用ください..
更新履歴(保存)
- TRAD20221126: データテーブルを文字表現でチェックできるようになりました.HTMLブラウザがローカルファイルへのアクセスを制限するようになってきましたので,ヘルプファイルは https://datascience.jp から得るように変更しました.R の 4.2.x への対応もおこないましたが,Mac 版に関しては R が異常終了したりする問題があるため,今のところ 4.2.x へのアップデートはお勧めしません.
- TRAD20220309: DandDインスタンスやデータテーブルの説明文HTML文書のハイパーリンクが有効になり,編集にも多様なエディタが使えるようになりました.
- TRAD20220228: TADウィンドウをリサイズしたときアイコンの配列が乱れないように改良し,https がサポートされていなかった問題も解決しました.
- TRAD 20220220: 新規に DandLibrary ディレクトリが作成されない件,MacOSでヘルプがうまく立ち上がらない件,Rがうまく起動しない件などいくつかの問題が解決されています.
- TRAD20220208: さまざまな箇所にアイコンを導入して直感的な操作ができるようにしたほか,DandD インスタンスのさまざまな属性編集に外部エディタも使えるようにしました.
- TRAD20210925: 経軸ラベルをクリックするだけで,緯糸の染め分けや型変更などが行なえるようになりました.
- TRAD20210824: ヘルプブラウザーとして,Chrome, FireFox, Opera なども使えるようになりました.
- TRAD20210820: ディバッグ用に,常にエラー出力が保存されるようにしました.ホームディレクトリの .TRADerror が出力先ファイルです.
- TRAD20210814: 虫眼鏡機能を追加しました. また,Windowsでのヘルプブラウザーをインターネットエクスプローラからエッジに変えました.
- TRAD20210807: 基本フォントサイズも設定パネルから変更できるようになりました.設定パネルでリセットボタンを押せば設定ファイル conf.TRAD が更新されますので,その上でこれまでの設定変更を反映してください.また,TADウインドウの最小幅を撤廃しましたので,いくらでもTADウインドウの幅や高さを縮小できるようになりました.ノートパソコンのように画面の大きさが限られている場合に便利です.
- TRAD20210731: 最初の openJDK 版のリリースです. R の最新版 4.1.y にも対応するとともに,多くの改良もなされています.
- TRAD20201127: データテーブルに操作を加えた結果作られる新たなデータテーブルの短名につく接尾辞を整理し簡略化しました.
- TRAD20201027: R オブジェクトパネルの使い心地を改良しました.データ読込時のデータファイル表示速度も大幅に改良されています.
- TRAD20200818: 下記の問題を回避するため,「TRADの設定」に 「画面コピー時の位置尺度倍率」を新設しました.ディスプレイの拡大縮小率と同じ値をここに指定すれば,正常に画面コピーできます.たとえば,ディスプレイの拡大縮小率が 150 % なら 1.5 と設定してください.
- TRAD20200817: Windows 10 のアップデートの影響だとおもいますが,ディスプレイの 拡大率を 100 % 以外に設定すると,Ctrl-S などによる画面コピーが正しく機能せず,クリップ ボードへのコピー範囲がおかしくなります.そのようなときは,とりあえず「保存」の「表示を画像として保存」で直接画像ファイルに保存するか,OS の Snip などのツールをお使いください. もちろん MacOS では問題ありません.
- TRAD20200623: Windows 10 のアップデートにより,Windows でのディスプレイの拡大縮小率の変更がTRAD にも反映されるようになったようです.したがって,TRAD の設定での拡大率とダブルで適用されるようになりました.Windows での拡大率が100%以外に設定されていた場合は,急にTADウインドウのサイズが変化したように感じるかもしれませんが,バグではありません.これに伴い,TRADの設定での 拡大率は 1 以下にも設定できるようにしました.ただし,余り小さくするとフォントが無かったり,アイコンとのバランスが悪くなったりしますので,ご注意ください.
- TRAD20200428: MacOS版でも R 4.0.0 に対応するようになりました
- TRAD20200428: 4月24日に R 4.0.0 がリリースされたことに伴い,とりあえず Windows 版には対応するよう JRI を修正しました.今回はメジャー番号の変更ですので,解決しなければならない問題がいくつかありました.MacOS 版への対応はもう少しお待ちください.
- TRAD20191120: svg 以外に eps, gif, png, jpg などの形式で画像の保存ができるようになりました.また,カラーでの染め分けも改良されています
- TRAD20191028: フォントを自由に変えカスタマイズできるようになりました.設定メニューでお試しください.
- TRAD20191020: 日本のユーザの要望に応えメニューなどを日本語に置き換える作業をはじめました.まだ作業途中ですが,お確かめください.
- TRAD20191004: Windows でアカウント名に空白が含まれているとインストールが失敗する問題を解消しました.
- TRAD20190922: 色使いやアイコンを軽やかにしました.気づいたバグも取り除いてあります.マニュアルの一部に変更が追いついていない箇所があります.
- TRAD20190826: スピードとメモリー消費の大幅な削減に成功しました.Parallel Coordinate Plot も 2 種類となり,様々な視点からデータをとらえることができるようになりました.また描画もより早く美しくなりました.オフラインマニュアルも PDF から eBook 形式に変えましたので,見やすくなったと思います
- TRAD20190624: MacOS 版も R 3.6.x にも対応
- TRAD20190618: R 3.6.x にも対応(Windows 版)
- TRAD20190515: 何十万行の CSV ファイルでも数十秒で TextilePlot 表示できるようになりました.Excel や R で読み込むのとほとんど変わらない時間でTextilePlot表示できます
- TRAD20190301: R での線形モデル(lm) や一般化線形モデル(glm) の当てはめ結果もParallel Coordinate Plot でカラー表示できるようになりました.
- TRAD20190129: Warp のノードも色付けされるようになりました.
- TRAD20190111: Parallel Coordinate Plot もサポートするようになりました.
- TRAD20190102: 欠損値表示も色付けされるようになりました
- TRAD20181217: データベクトルに Explanation が付けられるようになりました.
- TRAD20181213: データテーブルを複数のデータテーブルに分割する機能 Divide をインストールしました.
- TRAD20181128: Metamorphism に Logicals to Mark を追加しました.単数選択,複数選択を問わず選択結果が複数の論理ベクトルの組が表されている場合,それを一つのMark型データベクトルに変容させることができるようになりました
- TRAD20181114: R での初期設定を不要にしました.Code エディタを改善しました
- TRAD20181001: 色分けしたハイライトができるようになりました
- TRAD20180905: DandDEditor のヒューマンインタフェースを改善しました
- TRAD20180827: MacOS のもとでの R の描画がうまくいかなかった問題を解決しました.
- TRAD20180821: R version 3.5.x 以降への対応には,JRI を解読し修正する必要がありました.R の install.packages("rJava") でダウンロードされる rJava にふくまれる JRI には多言語,特に日本語への対応に問題があり,それがさまざまな副作用も引き起こしていました.従って今後は,JRI だけでなく R のソースプログラムの管理も行っていきます
- TRAD20180812: R version 3.5 以降にも対応したはずだったのですが,R はversion 3.5.0 で大幅な変更があったようで,日本語の表示,ヘルプの表示,グラフィックスの表示とさまざまな問題が起きることがわかりました.現在,原因の探索を行っていますので,しばらくは R Version 3.4.4 以前をお使いください.
- TRAD20180805: config 項目が増えました.これらの項目を利用するにはアップデートの際にホームページなどの TRAD.conf もアップデートしてください
- TRAD20180720: Wefts の色分けできるようになりました.
- TRAD20180702: Data Tables ポップアップからコメントの付加,データテーブルの削除ができるようになりました.
- TRAD20180627: Data Tables ポップアップを改善しました.
- TRAD20180626: R version 3.5 以降にも対応するようになりました
- TRAD20180515: Normalised 時の ID の扱い変更
- TRAD20180512: Data Tables の表示と選択機能の充実
- TRAD20180507: Weft操作機能修正,マニュアルにデータファイルの読み込みとして「観光庁データファイルの読込」を追加
- TRAD20180503: データファイル読込,Warp操作, Weft 操作 機能拡張